こんにちは、たっちゃんです。
絵本を子育ての中心に置きたいと思っても、日々の様々なことに追われて、なかなか習慣化できませんよね(^_^;)
どうやったら、子どもが絵本を好きになるのかな?
「習慣化→作者つながりで絵本を選ぶ→自分で絵本を選ぶ」この3ステップを踏めばバッチリ!
おすすめは、まず「時間を決めて習慣化すること」
次に、「作者つながりで絵本を選ぶこと」
最後に、自宅の絵本から、「読む本を子どもが自分で選ぶこと」です!
社会生活全般において重要な習慣化のスキルも身に付き、絵本の魅力を深めていくことにもつながります。
我が家の子どもたちは、絵本を読むのが大好きで、絵本を通して楽しい時間を毎日過ごしています♫
今回は、社会生活に役立つ絵本の読み方について詳しく解説します。
目次
社会生活につながる!「絵本を読む」習慣化のおすすめ方法
習慣化におすすめの方法は、以下の通りです。
- 読む時間を決める
- 1冊読みきらなくても良い
- 親子で楽しむことを大切にする(「対話型」絵本の読み聞かせ)
それぞれ、詳しく説明していきます!
読む時間を決める
習慣化のコツの中で最も大切なことは、時間を決めて自動化することだよ!
「この時間になったら(夕食後、就寝前など)絵本を読む!」というように、前もって行動を決めておくと、人間はスムーズに取り掛かることができると言われています。
そんなことは言われなくてもわかっているけど(^_^;) それができたら苦労しないよ(¯―¯٥)
突然ですが、みなさんは歯磨きをするとき、何か強く意識して行動していますか?
おそらく、特に意識しなくとも、朝食後や就寝前には、洗面所で歯を磨いていると思います(^o^)
歯磨きと絵本と、何の関係があるのさ笑
深い関係があります!!習慣化のヒントは、「自分にとって習慣になっていること」の中にあります!
恐らく、歯磨きは、「毎日決まった時間(朝食後・就寝前など)」「毎日決まった場所(洗面所・お風呂場など)」「毎日決まった人と(一人で・親と一緒に)」で行われているのではないでしょうか?!
こういったトリガーが多いからこそ、私たち人間の脳は、「いまは歯磨きをするんだな〜」と認識し、その行動を取ることが当たり前になっていきます。これが、習慣です。
このように、習慣化のコツで最も大切なことは、「時間を決める」(できれば、場所・人も)ことです!
それぞれ、詳しく説明していきます!
1冊読みきらなくても良い
ページ数の多い絵本って、読み始める前から「うっ…」ってなるんだよね(^_^;)
目的は「習慣化」で、「読み切ること」じゃないから、途中で終わって大丈夫だよ!
絵本は、最後まで読みきらなくても大丈夫です!
なぜなら、この段階では「習慣化すること」を目標としているから。
1分でも2分でも、絵本と一緒に過ごす時間を積み重ねることができれば、それで十分です♫
子どもにとっての習慣化は、本当に小さなステップで合格とすることがコツです。求めるレベルが高すぎると、子どもも親も「またできなかった…」という失敗体験を積むことになります。
ここで大切なのは、成功体験。子どもは、どんなに小さなことでも、ひとつの「できた!」を成功体験として心に積み重ねていきます。
なので、絵本は最後まで読みきらなくてもOK! 気楽に読み始めましょう!!
それぞれ、詳しく説明していきます!
親子で楽しむことを大切にする(「対話型」絵本の読み聞かせ)
絵本を読んでも、全然聞いてくれないから、心が折れちゃって…(T_T)
絵本は、親子で楽しい時間を共有するための、単なる手段と捉えましょう!
子どもは、親と一緒に楽しい時間を過ごしたいと思っています。
絵本を読んでもらうことが楽しい経験として子どもの中に積み重なれば、しめたものです。
その方法としておすすめしているのが、「対話型」絵本の読み聞かせです。
以下の記事で詳しく解説しています。
https://mimi-usagi.com/dialogic/
絵本をうまく使って、親子で楽しい時間を過ごしましょう!
習慣の一歩先へ!「作者つながりで選書する」 (例)渡辺茂男さん
子どもがお気に入りの絵本を見つけたら、絵本を読み深めていくチャンスです!
このタイミングで、「同じ作者の本」を読み聞かせましょう!
なぜなら、作者が同じだということは、作品のスタイルが似ているということ。一旦子どもが気に入ったのであれば、似たようなスタイルの絵本も気に入る可能性が高いです。
また、幼児期の子どもは、繰り返すことが大好きです。同じ作者の、同じような作風の絵本を何度も読むことで、絵本の魅力を深堀りしていくことにつながるでしょう。
たとえば、渡辺茂男さんという絵本作家がいらっしゃいます。創作・翻訳などの分野で活躍された方です。
渡辺茂男(わたなべしげお)
1928年静岡県生まれ。慶應義塾大学卒業。アメリカのウェスタンリザーブ大学大学院をおえ、ニューヨーク公共図書館児童部に勤務後、慶應義塾大学文学部図書館学科教授を経て、フリーな立場で子どもの本の仕事に専念している。「くまたくんシリーズ」などの創作作品の他、「エルマーのぼうけん」など訳書多数。
絵本ナビ https://www.ehonnavi.net/author.asp?n=67
渡辺茂男さんの作品には、魅力的な絵本がたくさんあります。また、登場人物や作風が重なってくるので、読む側にもつながりが見えてきて、段々と面白くなっていきます。
お気に入りの絵本を見つけたら、「同じ作者の本」を紹介すると効果が高いです!
社会で重要なのは自己肯定感?!「子どもが自分で絵本を選ぶ」
お気に入りの絵本で、本棚が埋まってきたら…
「子どもが自分で絵本を選ぶ」これが重要になってきます。
なぜなら、人生は選択・決定の連続なので、身近なことから何度も経験を積むことが重要だから。
自分なりの軸を持って、選択・決定していく力は、幼児期から身に付けさせたい力のうちのひとつです。
たとえば、寝る前に読む本を一冊選ぶにしても、様々な思惑が子どもの頭を駆け巡ります。
「最近買ってもらった新しい絵本だから、これを読みたいな!」
「これは昨日読んだから、今日は違うのにしよう!」
「今日は少し遅くなったから、短めの絵本にしよう!」
「妹と一緒に読むなら、これがいいかな!」
など、5歳の子どもに絵本を選んだ理由を聞いてみたところ、様々な考えを巡らせていることがわかりました。
絵本を一冊選ぶにしても、これだけの思考を経ています。自己決定の経験は、自分に自信を持つこと、ひいては自己肯定感の向上にもつながります。
数ある絵本の中から、「自分で絵本を選ぶ」ことを、たくさん経験させてあげましょう!
お気に入りの絵本を見つけたら、「同じ作者の本」を紹介すると効果が高いです!
まとめ:生活の中心に絵本を!習慣化して、魅力を深めよう!
絵本の習慣化には、次の3つが大切です。
- 読む時間を決める
- 1冊読みきらなくても良い
- 親子で楽しむことを大切にする(「対話型」絵本の読み聞かせ)
ある程度、絵本を読むことが習慣になってきたら、「作者つながり」で新しい絵本を選びましょう!
そして、これから読む絵本を「自分で選ぶ」経験を積み重ねること。
ここまでくると、日常生活の中における絵本の存在が、より重要なものになってくると思います。
絵本を読む習慣を身につけることができたら、あいさつや靴そろえ、食事のマナーなど、様々な生活場面で習慣化することができるようになっていくでしょう。
最後に、渡辺茂男さんのおすすめ絵本を紹介します。
しょうぼうじどうしゃ じぷた (福音館書店)
50年以上も読みつがれる名作!じぷたの輝きから、自分にできることを大切にすることを学べます。
くまたくんのおるすばん(あかね書房)
この絵本にはしかけがあって、なんと「じぷた」が登場します!
子どもが「じぷた」を発見したときの喜びようったら!大人も嬉しいしかけです。
作者つながりで絵本を読みすすめていくと、こんな喜びにも出会うことができます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。