こんにちは、たっちゃんです。
我が家の子どもたちは、アンパンマンが大好きです♪
でも、キャラクターものにハマるって、実際どうなの?
アンパンマンは、自信を持って子どもにすすめることができるよ!
今回は、子どもたちが大好きなアンパンマンが、大人も一緒に楽しむことができる質の高いコンテンツであることについて解説します!
目次
魅力的なはずなのに? アンパンマンは、悪影響?
数年前、ネット上で「アンパンマンは子どもに悪影響を与える」ということが話題になっていました。
簡単にいうと、アンパンチでバイキンマンをやっつけるシーンを見て、子どもが暴力的になるのでは?という心配です。
https://news.livedoor.com/article/detail/16912313/
この心配事に対する解決策は上記の記事にお譲りするとして、そもそもキャラクターものに若干の違和感を抱く方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は… ぼくもそうだったんだよね。アンパンマンのメジャー感がどこか受け入れられず…
洋服や持ち物・おもちゃ類がアンパンマン一色になってしまうのではないか?といらぬ心配をしてしまい、子どもが好きだと言っているにも関わらず「アンパンマンだから」という理由で敬遠していた時期がありました。
今回の記事を読むと、これまでキャラクターものを敬遠していた方は、「アンパンマンに対する違和感」を払拭できます。もともとアンパンマンが好きな方は、「作者のやなせたかしさん」という新しい魅力を発見することができます。ぜひ、最後までお付き合いください♪
アンパンマンの質が高い理由
① 作者 「やなせたかし」さん
ご存じの方も多いかと思いますが、アンパンマンの作者は「やなせたかし」さんです。
残念ながら現在は亡くなっておられますが、舞台美術・作詞・放送作家など、アンパンマン以外にも様々な分野で活躍してこられた方です。
本名、柳瀬 嵩(読みは同じ)。1919年 高知県生まれ。漫画家を目指しながらデザイナーとして仕事を始め、その後、舞台美術、作詞、放送作家など、様々な分野で活躍。73年、絵本「あんぱんまん」を刊行し、同年、雑誌「詩とメルヘン」の責任編集を担当する。88年、アンパンマンのテレビアニメ化により大ブレイク。
やなせたかし 明日をひらく言葉 /PHP研究所 編
5歳で父と死別。未熟児として生まれ、劣等感に苦しんだ幼少期。戦争も経験。様々な職種を経て、フリーの漫画家になるも、周りは天才・鬼才だらけでなかなか芽が出ない日々。おまけに多病で病気ばかり。アンパンマンがブレイクしたのは70歳手前と、決して順風満帆といえる人生ではなかったよう。
「人生はよろこばせごっこ」
これは、やなせさんの有名な言葉です。人生の最大のよろこびは、人をよろこばせることだと考えたやなせさん。死後10年が経とうとする今もなお、世界中の子どもたちをよろこばせています。
② ぶれない「正義」
アンパンマンの作者・やなせたかしさんは、アンパンマンを子ども向けの絵本にするにあたって、一番書きたかったことがあるそうです。
正義を行おうとすれば、自分も深く傷つくものだ。でも、そういう捨て身、献身の心なくして、正義は決して行えない。
やなせたかし 明日をひらく言葉 /PHP研究所 編
自分の顔をちぎって食べさせたあと、アンパンマンはエネルギーを失います。世界中を探しても、自分を食べさせるヒーローは、アンパンマン以外にいません。
映画「それいけ!アンパンマン ハピーの大冒険」の中で、映画の主人公となる葉っぱのハピーが、アンパンマンに憧れて、弟子入りするシーンがあります。朝早くから夜遅くまで、休む暇なく人助けをするアンパンマン。子どもと一緒に見ていたのですが、アンパンマンの、徹底的に利他的な行動には頭が下がりますm(_ _)m
③ アンパンマン以外の作品も秀逸!
やなせたかしさんは、アンパンマン以外にも多くの作品を発表されています。
その中でも、「チリンの鈴」という絵本は、一度読むとアンパンマン・やなせたかしさんに対する見方が一変するほどの深みを持った作品です。
なんのために生まれて、なにをして生きるのか。 アンパンマンでも語られる「生きる」というテーマについて深く描かれ、大人が読んでも心が大きく揺さぶられます。
多くのコンプレックスを抱きながらも、様々な分野での活躍を続けてこられたやなせさんだからこそ描くことができる作品群。アンパンマンは、その中心的な存在であり、単なるキャラクターもののひとつと数えるにはもったいない魅力を秘めています。
チリンのすずについては、以下の記事で詳しく紹介しています♪
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衝撃の内容?!絵本「チリンのすず」(やなせたかし作)のメッセージ
2023/6/2 絵本
こんにちは、たっちゃんです。 「チリンのすず」という絵本を読むと、内容が衝撃的すぎて、どう子どもに伝えていけばよいのか困りませんか?笑 チリンのすずは、大人が伝えたいメッセージを念頭に置いて、子どもに ...
まとめ アンパンマンは魅力的!大人にも子どもにも好影響!
アンパンマンは、作者であるやなせたかしさんの人生そのものが投影された作品だと言っても過言ではありません。
幼児向け作品の中でも、ひときわ輝く魅力を持っているといえます。
余談ですが、我が家はやなせたかしさんのお膝元・高知県香美市立やなせたかし記念館を訪れたこともあります。
全国各地にあるアンパンマンミュージアムは、子ども向けの要素が強いですが、こちらは大人も子どもも一緒に楽しめる、充実した施設になっています。
アンパンマンの魅力について、最後までお読みいただき、ありがとうございました。